試験合格講座

2級建築施工管理技士合格講座

「2級建築施工管理技術検定試験令和元年度後期学科試験問題の攻略」

令和2年度までは、「2級建築施工管理技士」の国家資格を取得するためには、学科試験と実地試験に合格することが必要でした。

学科試験は、前期(毎年6月頃)と後期(毎年11月頃)の年2回実施されていました。実地試験は、毎年11月頃に年1回実施されていました。学科試験は、毎回50問出題され、そのうち40問に答えて、60%以上の正解、つまり24問以上正解すると合格でした。
全ての問題は、4択問題です。
4つの記述のうち、どの記述が最も不適当かなどを、選択します。

令和3年度から、従来の学科試験は、第一次検定と名前を変えます。
そして、この試験に合格すると、「2級建築施工管理技士補」という正式な国家資格が付与されることになりました。そして、所定の実務経験を積んだのちに、第2次検定の受験が出来るようになり、合格すると、「2級建築施工管理技士」となります。

今回の建設ゲートでは、令和元年度後期学科試験で出題されたものと同じ分野の問題を出題し、その解説と答えを公開します。

ただし、出題内容は、ひとつの記述に対して、その内容が、「適当」か、「不適当」か、を答えてもらいます。したがって、実際の試験問題の形式とは少し異なりますが、試験問題攻略の一助になるはずです。

さて、読者の皆様、国家資格の「2級建築施工管理技士補」の資格取得につながる次の問題にチャレンジしてみましょう。

次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

 

【第1問】

日照時間とは、新聞にも毎日掲載される日の出の時間から日没の時間までの時間のことである。

 


 

【第2問】

昼光率は、屋外の全天空照度が大きくなると、大きくなる。

 


 

【第3問】

劇場の後方部には、オーケストラなどの演奏の際、音を吸収し、音が客席側に響き過ぎないように反射板を設置する。

 


 

【第4問】

鉄筋コンクリート造の耐震壁の壁量は、地震時の水平力を負担させるため、上階に行くほど、壁量を増やす。

 


 

【第5問】

鉄骨構造の鋼材は不燃材料であるから、その骨組はそのままでも十分な耐火性能を有する。

 


 

第1問 解答

 

不適当

 

日照時間とは、一日のうちで、日照計で測定される直達日射量(直射日光)が、120W/m2以上である時間のことである。日照なしの目安(120W/m2以下)は、直射光によって物体の影が認められない程度の日照である。したがって、日照時間は、日の出から日没までの時間のことではない。一日中、どんよりした雨空であれば、日照時間が1時間未満という日もある。

 


 

第2問 解答

 

不適当

 

昼光率(%)は、室内のある点と屋外の全天空照度の割合を表す。室内におけるある点の昼光率は、全天空照度が変化しても変化しない。尚、全天空照度とは、障害物のない屋外で計測される天空光だけの水平面照度のことである。

 

※晴れの日も、曇りの日も、昼光率は変わらない。

 


 

第3問 解答

 

不適当

 

劇場建築において、舞台上部と舞台側面に蓋をして音の吸収を妨げ、適切な残響効果(音が残る効果)とともに音を反射させるのが反射板の役目である。

 

 


 

第4問 解答

 

不適当

 

耐震壁は、一般的に、上階、下階とも同じ位置になるように設ける。つまり、壁量は、ほとんど変わらない。

 


 

第5問 解答

 

不適当

 

鋼材は、不燃材料であるが、火災時の高温状態では降伏点(弾性から塑性への境界点)や引張強さが低下するので、耐火被覆のない鉄骨構造の骨組は十分な耐火性能を有しない。したがって、鉄骨には一般的に耐火被覆を施している。

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第6問~第10問

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【第6問】

鉄骨構造におけるスチフナーとは、部材相互の接合に用いられる四角い鋼板のことである。

 


 

【第7問】

直接基礎の深さは、冬季における地盤の地下凍結深度より深くしなければならない。

 


 

【第8問】

建築物の構造設計における荷重と外力の設定に関する記述である。多雪区域における地震力の算定に用いる荷重は、建築物の固定荷重と積載荷重の和に積雪荷重の3/4を加えたものとする。

 


 

【第9問】

図のように単純梁にモーメント荷重が作用したとき、B点に生じる鉛直反力の値は5kNである。

 

 


 

【第10問】

図に示す単純梁に集中荷重P及び2Pが作用したときの曲げモーメント図は下図となる。ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。

 


 

第6問 解答

 

不適当

 

スチフナーは、梁のウェブの座屈防止のために溶接し補強する鋼材である。
尚、座屈とは、細長いもの、あるいは、薄くて長いものに、圧縮力を加えたときに、横に湾曲する変形のこと。
問題文は、スプライスプレートに関する記述である。

H鋼

 


 

第7問 解答

 

適当

 

直接基礎の底面は、冬季の地下凍結深度より深くする。何故なら地下の水分が凍結すると膨張し建物を押し上げるからである。

 


 

第8問 解答

 

不適当

 

建物の各部分の地震力の算定に際しては、当該部分が支える固定荷重と積載荷重の和(多雪区域においては更に積雪荷重を加えるものとする)に、当該部分の地震層せん断係数を乗じて計算する。

 


 

第9問 解答

 

適当

 

曲げモーメントを材の引張側に書くと下図になる。

時計回りのモーメントを正と仮定する。

B点における下向きの鉛直反力をVBとする。

この記号をピンという。上下左右が拘束され回転フリーな支点である。
 
この記号をローラーという。上下が拘束され、左右はフリー(ローラーのように滑る)、回転フリーな支点である。
 

両端がピンとローラーの単純梁の内側に荷重が作用したとき、その両端、つまり、ピンとローラーの部位は曲げモーメントはゼロとなる。

曲げモーメント = 力×距離

ここでいう距離とは、力の向きに直行方向の距離をいう。この公式を使う。

A点の曲げモーメントはゼロであることから、次の方程式が成り立つ。
 0 = -15 + 3VB

-15は、モーメント荷重15KN・mにその向きが反時計回りであることから-の符号を付けた。
3VBは、A点から反力VBまでの距離3mに反力VBを掛けたものである。3×VB=3VB

以上、2つの力によってA点に生じる曲げモーメントの合計、つまり、A点の曲げモーメントがゼロという方程式である。
 0 = -15 + 3VB
 3VB = 15
 VB = 5(kN)

 


 

第10問 解答

 

適当

 

両端がピンとローラーの単純梁に下向きの2つの集中荷重が作用している。したがって、両端の反力は上向きの鉛直方向の反力である。
また、両端の曲げモーメントは、ゼロとなる。
曲げモーメント = 力×距離 の公式から
左から考えると、曲げモーメントは、ゼロからVA×ℓ(VA・ℓ)まで直線的に増える。
右から考えると、曲げモーメントは、ゼロからVB×ℓ(VA・ℓ)まで直線的に増える。
したがって、下のような曲げモーメント図となる。

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第11問~第15問

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【第11問】

一般構造用圧延鋼材は、SS材と呼ばれ、一般的に使用される鋼材である。

 


 

【第12問】

JIS(日本工業規格/現日本産業規格)に規定する建具の試験項目と測定項目の組合せとして、「防露性試験」では、「温度低下状況」を測定する。

 

 ※防露性とは結露防止性能のこと。

 


 

【第13問】

ポリサルファイド系シーリング材は、ガラスまわり目地に適している。

 


 

【第14問】

タフテッドカーペットは、パイル糸をうね状に並べて基布に接着固定した敷物である。

 

 ※パイルとは糸を円形の形で織り出した生地のこと。

 


 

【第15問】

雨水枡の底部には深さ15cm以上の泥だめを設ける。また、汚水桝の底部にはインバートを設ける。

 


 

第11問 解答

 

適当

 

問題文の通り、SS材は最も一般的に用いられる鋼材である。

 


 

第12問 解答

 

適当

 

建具の基本性能項目としての「防露性」の意味は、「建具表面の結露の発生を防ぐ程度」をいう。

 


 

第13問 解答

 

不適当

 

ガラス回り目地に適したシーリング材は、シリコーン系シーリング材である。

 


 

第14問 解答

 

不適当

 

タフテッドカーペットは、パイル糸を基布に接着固定するのではなく、パイル糸を基布に多数のミシン針で植え付けていった敷物である。

 


 

第15問 解答

 

適当

 

汚水桝は、半固形物の汚物がスムーズに流れるようにインバート(モルタルで作った半円形の溝)を設け、流入管と流出管との接続部に段差を作らない。

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第16問~第20問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第16問】

ハロゲン電球は、高輝度であり、主に道路やトンネルの照明に用いられる。

 

トンネル照明のイメージ

 


 

【第17問①】

パッケージユニット方式は、冷凍機、ファン、冷却・加熱コイル等を内蔵した一体型の空調機を使用する空調方式である。

 


 

【第17問②】

ファンコイルユニット方式は、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室のファンコイルユニットに供給し、冷風や温風が吹き出るようにしたものである。

 


 

【第18問】

高さの基準点は、敷地外の電柱など動きづらいものに1箇所のみマーキングし指し示す。

 


 

【第19問】

砂利地業に用いる再生クラッシャランは、岩石を破砕したものであり、品質にばらつきがない。

 


 

【第20問】

壁の開口部補強筋の末端部には、必ずフックを付ける。

 


 

第16問 解答

 

不適当

 

ハロゲン電球は、高輝度であり、展示・アクセント照明などに用いられる。道路やトンネルの照明には、低圧ナトリウムランプが適している。

 


 

第17問① 解答

 

適当

 

パッケージユニット方式は、個別熱源方式(個別空調システム)で、冷凍機、ファン、冷却・加熱コイル等を内蔵した一体型の空調機を使用する空調方式で、機械室、配管、ダクト等のスペースが少なくてすむ。エアコン同様、室外機と室内機が一対一になっており、ビルなどで階ごと、部屋ごとに空調する場合に用いる。

 

 


 

第17問② 解答

 

適当

 

ファンコイルユニット方式は、中央熱源方式(セントラル空調システム)で、熱源機器でつくられた冷水や温水や蒸気を各室のファンコイルユニットに供給し、冷風や温風が吹き出るようにしたものである。尚、ファンコイルユニットは、室内空気を循環させるだけなので、別途、外調機によって外気を供給する必要がある。

 

 


 

第18問 解答

 

不適当

 

高さの基準点は、移動等が生じないようにし、誤差を防止するため、相互にチェックできるように通常2箇所以上設ける。

 


 

第19問 解答

 

不適当

 

砂利地業に用いる再生クラッシャランは、建設副産物であるコンクリート塊を破砕したものであり、品質にばらつきがある。

 


 

第20問 解答

 

不適当

 

壁の開口部補強要領は設計図書に従うが、通常、開口部補強筋の末端部には、フックは付けない。「必ずフックを付ける」という記述は不適当である。
次の壁の開口部補強筋の要領図は、設計図書のうちのひとつである構造図の中の「図面名称:壁リスト・雑詳細図」に記されたものである。一例として掲載する。

 

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第21問~第25問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第21問】

型枠支保工の支柱にパイプサポートを使用する場合、1本で長さが足りないときには、2本継いで長くしても良いが、その継手は差込み継手としてはならない。

 


 

【第22問】

寒中コンクリート工事における加熱養生中は、コンクリートが冷えないように散水などの湿潤養生を行ってはならない。

 

 


 

【第23問①】

ターンバックル付き筋かいを有する鉄骨構造物の鉄骨建方では、その筋かいを用いて建入れ直しを行う。

 


 

【第23問②】

鉄骨の建方の際、溶接継手のエレクションピースに使用する仮ボルトは、普通ボルトを用い、締付け本数は、1群のボルト数の1/3以上、且つ、2本以上とする。

 


 

【第24問】

在来軸組構法の木工事において、根太の継手は、大引きの心を避けて突付け継ぎとし、釘打ちとした。

 

 


 

【第25問】

シーリング工事の際、目地深さがシーリング材の寸法より深かったため、ボンドブレーカーを用いて充填深さを調整した。

 


 

第21問 解答

 

不適当

 

2本のパイプサポートで長さが足りない場合、補助サポートを差し込む方法(差込式)がある。更に長くしたい場合は、サポートを2本継ぐ。この場合は、サポート同士をボルト・ナットで連結する。

 

 


 

第22問 解答

 

不適当

 

寒中コンクリート工事における加熱養生中は、コンクリートが乾燥しないように散水などによって保湿に努める。

 


 

第23①問 解答

 

不適当

 

ターンバックル付き筋かいを有する鉄骨構造物では、部材に損傷を与えるおそれがあるので、その筋かいを用いて建入れ直しを行ってはならない。鉄骨の建入れ直しは、仮設のワイヤー、レバーブロック、ターンバックルなどを用いて行う。

 

 


 

第23②問 解答

 

不適当

 

柱及び梁を現場溶接接合とする場合、エレクションピース等に使用する仮ボルトは、高力ボルトを用いて全数締め付ける。

 

 

この問題文は、鉄骨の高力ボルト摩擦接合の場合の仮ボルトの本数に関して記述している。

 

 


 

第24問 解答

 

不適当

 

根太の継手は、受材(大引)の心で突付け継ぎ、釘打ちとする。

 

 


 

第25問 解答

 

不適当

 

シーリング材の充填深さは、目地深さが所要の寸法より深い場合に、バックアップ材を用いて深さの調整を行う。
ボンドブレーカーは、目地が深くない場合に、三面接着を回避し、二面接着にする目的で、目地底に張り付けるテープ状の材料である。

注:一般に、目地の挙動が少ない場合は、三面接着とする。目地の挙動が大きい場合は、二面接着とする。目地の挙動が大きいのに、二面接着とすると、シーリング材が裂けてしまうためである。

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第26問~第30問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第26問】

セメントモルタルによるタイル後張り工法の際、マスク張りは、下地面に張付けモルタルを塗り付け、表張りユニットタイルをたたき込んで張り付ける工法である。

 

タイル張り後(イメージ)

 


 

【第27問】

金属製折板葺の棟包みの水下側には、雨水を止めるために止水面戸を用いた。

 

金属製折板葺(イメージ) 画像は止水面戸取付け前

 


 

【第28問】

床コンクリートの直均し仕上げの際、床仕上げレベルを確認できるガイドレールを、床コンクリート打設後に4m間隔で設置した。

 


 

【第29問】

アルミニウム製建具のアルミニウムに接する小ねじ等の材質は、真鍮製とした。

 

真鍮(イメージ)

 

真鍮(しんちゅう):亜鉛と銅を混ぜて作られた合金のこと。5円玉は真鍮となる。

 


 

【第30問】

木部のクリヤラッカー塗りの下塗りとして、サンジングシーラーを用いた。

 

 


 

第26問 解答

 

不適当

 

マスク張りは、ユニット化された50mm角以上のタイル裏面にモルタル塗布用のマスクを用いて張付けモルタルを塗り付け、マスクを外してから下地面にタイルをたたき押えて張付ける工法である。

穴が空いている部分のみ、張付けモルタルが塗り付けられるようになる。

 


 

第27問 解答

 

不適当

 

止水面戸は、棟包みの水上側に設ける。
金属製折板葺の工法:止水面戸(建築工事標準仕様書・同解説JASS12では止面(とめめん)戸(ど)と呼ぶ)は、折板の断面で逆台形の空間を折板の上でふさぐためのもので、棟や、壁との取合い部分に設けて、雨水がそれ以上水上に登らない用いるものである。屋根板と同種材でプレス加工して作られる。止水面戸の周囲は、不定形シーリング材でシールを行う。

 

 


 

第28問 解答

 

不適当

 

床コンクリート直均し仕上げのためにガイドレールを設置する場合は、コンクリートを打ち込む前に設置する。その設置間隔は3.5~4.0mとし、常に点検して正確に水平または所要の勾配を保持する。

 


 

第29問 解答

 

不適当

 

アルミニウム製建具のアルミニウムに接する小ねじ等の材質は、ステンレスとする。

 


 

第30問 解答

 

不適当

 

クリヤラッカー塗りは、建物内部の造作材、建具、造付け家具等の木部の透明塗装仕上げである。

①下塗りに用いるウッドシーラーは素地への吸込止め、素地おさえ、着色おさえをする目的で用いる。
②中塗りに用いるサンジングシーラーは、膜厚を確保して塗膜に肉持ち感を与えて平滑に仕上げる目的で用いる。

 

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第31問~第35問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第31問】

カーペット張りには全面接着工法とグリッパー工法があるが、全面接着工法によるカーペット張りは、ニーキッカーを用いて、十分伸長させながら張り付ける。

 

作業前のイメージ

 


 

【第32問】

張付けモルタルによる外壁タイル張り(コンクリート面にモルタル下地)仕上げの改修のアンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法において、アンカーピン固定用エポキシ樹脂は、手動式注入器を用いて、孔の表面側から徐々に充填する。

 


 

【第33問】

鉄骨の建方計画のために必要な事前調査としては、近隣の商店や業種の調査などが上げられる。

 

商店のイメージ

 


 

【第34問】

塗料・溶剤置場は、管理をし易くするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、そこを置場とした。

 


 

【第35問】

工事現場における材料の保管に関し、ガラスは、クッション材を挟んで、平積みとした。

 


 

第31問 解答

 

不適当

 

グリッパー工法とは、床の周囲にくぎまたは接着剤で固定したグリッパーと呼ばれる取付具にカーペットの端部を引掛け、ゆるみのないよう一定の張力を加えて張りつめる工法である。耐衝撃性を高めるために下敷き材が使用される。グリッパー工法の張りじまいは、ニーキッカーで伸展しながらグリッパーに引っ掛け、カーペットの端をステアツールを用いて溝に巻き込むように入れる。問題文は、グリッパー工法によるカーペット張りについて記述している。

カーペットの張りじまい詳細図

 

全面接着工法によるカーペットの張付けは、仮敷きしたカーペットを折り返し、下地前面に接着剤を塗布したのち、カーペットを接着剤塗布面にかぶせ、紙管等を利用して、しわ・ふくれ等を伸ばしながら圧着し、張り付ける。

 


 

第32問 解答

 

不適当

 

アンカーピン固定用エポキシ樹脂は、手動式注入器を用いて、孔の最深部より徐々に注入する。
アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法の施工手順は次の通りである。

・この1~4の施工手順は、横から見た断面で表している。
・左端の黒がタイル、グレー右端がコンクリート躯体、その左に2層あるグレーはコンクリート躯体不陸直しのモルタル下地と張付けモルタルである。
・白い縦の溝3本は、そのモルタルが浮いて(剥離して)空気の層が出来てしまったことを表している。
・オレンジ色は注入したエポキシ樹脂である。

※この手順は、モルタル塗り仕上げ外壁の改修におけるアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法においても、同様である。

 


 

第33問 解答

 

不適当

 

鉄骨の建方計画の作成にあたってはクレーンなどによって電波障害を起こすおそれはないかなどを検討する必要はある。しかし、近隣の商店や工場の業種の調査は解体工事等のように騒音・振動が発生する工事のときに、その騒音・振動がその商店などの営業に与える影響を検討するために行う。

 


 

第34問 解答

 

不適当

 

塗料置場は、不燃材料で造った平屋建てとし、周囲の建物から規定通り離し、屋根は軽量な不燃材料で葺き、天井は設けない。また、十分な換気をはかる。扉には戸締りを設け、「塗料置場」「火気厳禁」の表示を行う。塗料や溶剤等の保管場所は、原則として、作業員休憩所などの仮設建築物、隣地の建築物、材料置場等から離れた場所に設ける。尚、やむを得ず建物内の一部を置場利用する場合には、耐火構造または防火構造の室を選ぶ。

 


 

第35問 解答

 

不適当

 

ガラスは立てて保管する。

 

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第36問~第40問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第36問】

総合工程表(全体工程表)の立案段階で考慮すべき事項として、コンクリート工事の検査項目を明確にすることが重要である。

 


 

【第37問】

バーチャート工程表の特徴としては、工期に影響する作業やクリティカルパスが把握しやすいことが上げられる。

 


 

【第38問】

品質管理は、作業を適切に実施するプロセス管理に重点を置くことよりも、試験や検査に重点をおく方が重要である。

 


 

【第39問】

トルシア形高力ボルトの1次締め後に行うマーキングは、マークのずれの大きさによって、トルク値の確認ができる。

 


 

【第40問】

摩擦杭の周面摩擦力を、すべり係数試験によって確認した。

 


 

第36問 解答

 

不適当

 

各専門工事の検査項目と重点管理項目は、工程に与える影響がほとんどないため、総合工程表の立案段階で考慮する必要性は少ない。

 


 

第37問 解答

 

不適当

 

バーチャート工程表とは、横軸に時間軸を、縦軸に工種を記し、バーの上に作業名を記入したものである。
作成が簡単でスケジュールが把握しやすい特徴があるが、各作業項目間の関連はわかりにくい。

バーチャート工程表の例

 

クリティカルパス(最も日数の掛かるパス)は、ネットワーク工程表での用語である。

ネットワーク工程表は、矢線で作業の順序を明確にする工程表で、矢線の上に作業名を、下にその作業の所要日数を記す。複数の作業を並行して行う場合、その関連性を明確に表すことが出来る。そして、その所要日数が最大のパスをクリティカルパスと呼び、工程を決定づける。このネットワーク工程表の例では、赤いパスがクリティカルパスで、総所要日数は30日である。

ネットワーク工程表の例

 


 

第38問 解答

 

不適当

 

品質を確保するため、プロセス管理によって、不良発生の原因を除き、不良を発生させないことが、より重要である。

 


 

第39問 解答

 

不適当

 

一次締め後につけたマーキングのずれで、共回りや軸回りの有無を確認する。しかし、マーキングのずれで、トルク値(回転軸まわりの力のモーメント)までは判らない。

 


 

第40問 解答

 

不適当

 

すべり係数試験は、鉄骨工事における高力ボルト摩擦接合における摩擦面の試験であり、摩擦杭の周面摩擦力を算出するための試験ではない。

鉄骨の摩擦面は、すべり係数が0.45以上確保できるように、発せい(錆)処理かブラスト処理をするが、それ以外の場合は、すべり係数試験をする。

下の写真は、高力ボルト摩擦接合のための本締め作業の様子。

摩擦杭とは、杭先端を支持地盤に到達させずに、杭と地盤との摩擦で建物を支持する杭である。
摩擦杭の周面摩擦力は、土質によって違いがある。

周面摩擦力の計算式は下記である。
※下式は打ち込み杭、セメントミルク工法、埋め込み杭、場所打ち杭による計算式

 Rf=(10/3×Ns×Ls+1/2×qu×Lc)φ

Rf 杭の極限周面摩擦力
Ns 砂質地盤の平均N値
Ls 砂質地盤の長さ
qu 一軸圧縮強度
Lc 粘土地盤の長さ
φ 杭の周長

 

砂質地盤、粘土地盤それぞれの周面摩擦力を計算し、合計した値に、杭の周長をかければよい。

地盤が一様の場合(例えば、砂質地盤のみ)、どちらかの摩擦力は0(ゼロ)である。

なお、今回紹介した周面摩擦力の計算式は、大臣認定を取得した杭工法と違う。杭メーカーごとに、「10/3」や「1/2」の係数が異なる。例えば、杭の表面に節をつくって摩擦抵抗を高めた製品もある。

この式を見て解るように、摩擦杭表面のすべり係数と周面摩擦力の間には関連性がない。摩擦杭の摩擦力は、土質と摩擦杭の表面積で決まる。

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第41問~第45問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第41問】

掘削による周辺地盤の崩壊を防ぐために、防護棚(朝顔)を設置した。

 


 

【第42問】

高所作業車を用いて作業を行う場合、事業者の講ずべき措置として、「労働安全衛生法」には、【高所作業等作業主任者を選任しなければならない。】と規定されている。

 


 

【第43問】

コンビニエンスストアは、特殊建築物ではない。

 

例として公衆浴場は特殊建築物である(10m2以内を除く)

 


 

【第44問】

病院の診察室には、原則として、採光のための窓その他の開口部を設けなければならない。

 

開口部のない場合の診察室(イメージ)

 


 

【第45問 その①】

解体工事業で一般建設業の許可を受けている者は、発注者から直接請け負う1件の建設工事の下請代金の総額が3,000万円の下請契約をする場合には、特定建設業の許可を受けなければならない。

 

【第45問 その②】

2つ以上の都道府県の区域内に営業所を設けて営業しようとする者が建設業の許可を受ける場合には、国土交通大臣の許可を受けなければならない。

 


 

第41問 解答

 

不適当

 

掘削による周辺地盤の崩壊を防ぐためには、山留工事を行う。

防護棚(朝顔)は、第三者に対しての飛来落下事故防止が目的である。

 


 

第42問 解答

 

不適当

 

高所作業車に作業主任者は必要ない。
高所作業車の運転のためには、特別教育(作業床の高さ2m以上10m未満)・技能講習(作業床の高さ10m以上)を受講していれば良い。

高所作業車

 

この上に人が乗って、ボタンやレバーを操作すると、作業台が上昇したり下降したりする。

 


 

第43問 解答

 

不適当

 

特殊建築物とは不特定多数の方が利用する建築物である。ただし、例外が2つある。
①事務所は不特定多数の方が利用しても特殊建築物に該当しない。
②長屋、工場も特殊建築物に該当しない。
特殊建築物に該当するもののうち、百貨店・マーケットに類するものとして政令で次を定めている。「公衆浴場、待合、料理店、物品販売業を営む店舗(10m2以内を除く)」
コンビニエンスストアは10m2を超える物品販売業を営む店舗なので、特殊建築物である。

 


 

第44問 解答

 

不適当

 

診察室には開口部は設けなくても良い。
但し、病院や診療所の病室には、採光のための窓その他の開口部を設けなければならない。

覚え方のポイント:人が長く居住する部屋には窓が必要、と覚えると良い。

 


 

第45問 その① 解答

 

不適当

 

建設業の許可には、「一般」と「特定」がある。特定建設業の許可は、発注者から直接請け負う1件の建設工事の下請代金の総額が、建築工事業では6,000万円、それ以外は4,000万円以上となる下請け契約をする場合に必要な許可である。
したがって、解体工事業で下請代金の総額が3,000万円の場合は、一般建設業の許可でも大丈夫である。
尚、「建設業法」でいう発注者とは、施主のことをいう。

 

第45問 その② 解答

 

適当

 

一つの都道府県の区域内に営業所を設けて営業しようとする者が建設業の許可を受ける場合には、都道府県知事の許可でよい。尚、この場合でも、現場は複数の都道府県で工事をして良い。あくまでも営業所の設置についての規定である。

 

 

 

 

 

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2級建築施工管理技士合格講座 第46問~第50問

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次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

【第46問】

「建設業法」では、建設工事の請負契約書に記載しなければならない事項として、【工事の履行に必要となる建設業の許可の種類及び許可番号】が定められている。

 


 

【第47問】

労働契約に関して、【使用者は、労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺することができる。】と「労働基準法」で認められている。

 


 

【第48問】

事業者が、新たに職務に就くことになった職長に対して行う安全衛生教育に関する事項として、「労働安全衛生法」では、【作業環境測定の実施に関すること】が必須のものと定めている。

 


 

【第49問】

「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」では、産業廃棄物の運搬又は処分の委託契約書に記載しなければならない事項として、【産業廃棄物の運搬を委託するときは、運搬の方法】と規定されている。

 


 

【第50問】

「建築設備等検査員」という資格者は、「消防法」で定められている。

 


 

第46問 解答

 

不適当

 

建設工事の請負契約書に記載しなければならない事項の中に、建設業の許可の種類等は定められていない。

 


 

第47問 解答

 

不適当

 

「労働基準法」では、【使用者は、前借金その他労働することを条件とする前貸しの債権と賃金を相殺してはならない。】と定めている。相殺によって賃金ゼロになることの無いように労働者を保護しているのである。

 


 

第48問 解答

 

不適当

 

「労働安全衛生法」の条文を記す。
第六十条 事業者は、その事業場の業種が政令で定めるものに該当するときは、新たに職務につくこととなった職長その他の作業中の労働者を直接指導又は監督する者(作業主任者を除く)に対し、次の事項について、厚生労働省令で定めるところにより、安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。

 一 作業方法の決定及び労働者の配置に関すること。
 二 労働者に対する指導又は監督の方法に関すること。
 三 前二号に掲げるもののほか、労働災害を防止するため必要な事項で、
   厚生労働省令で定めるもの

したがって、【作業環境測定の実施に関すること】は、必須ではない。

 


 

第49問 解答

 

不適当

 

事業者が産業廃棄物の運搬を委託するときは、書面による委託契約を行い、当該契約書には、運搬の最終目的地の所在地等についての条項が含まれていなければならない。と、法律上規定されている。
【運搬の方法】は、記載しなくても良い。

 


 

第50問 解答

 

不適当

 

「建築設備検査員」は、「建築基準法」上、定められている。

建築基準法第12条第3項によれば、民間建築物のうち特定行政庁が指定する建築設備(換気設備、排煙設備、非常用照明、給水設備及び排水設備)の安全確保のための検査を定期的に行い、それを特定行政庁へ報告しなければならないことになっている。

また、国等の公共建築物においては、建築基準法第12条第4項の規定により、建築設備の点検を定期的に行うこととなっている。この定期検査・定期点検を行う者が建築設備検査員である。
なお、一級建築士・二級建築士も定期検査・定期点検を行うことができる。

尚、「消防法」上、定められているのは、「消防設備点検資格者」・「消防設備士」・「防火対象物点検資格者」などである。

 


 

これで、「2級建築施工管理技術検定試験令和元年度後期学科試験問題の攻略」全50問は修了しました。最後まで勉強して下さった皆様、お疲れさまでした。

次回から、「2級建築施工管理技術検定試験令和元年度前期学科試験問題の攻略」の公開を開始します。

2級建築施工管理技士補の資格取得を目指して、引き続き頑張りましょう。

 

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