2級建築施工管理技術検定試験 その3
平成30年度後期学科試験問題の攻略

2級建築施工管理技士合格講座

「2級建築施工管理技術検定試験 平成30年度後期学科試験問題の攻略」

ここからは、「2級建築施工管理技術検定試験 平成30年度後期学科試験問題の攻略」です。

全50問を毎週5問程度、公開していきます。
2級建築施工管理技術検定試験の概要についてはこちらに説明がありますのでご参照ください。
  2級建築施工管理技術検定試験令和元年度後期学科試験問題の攻略

出題内容は、ひとつの記述に対して、その内容が、「適当」か、「不適当」か、を答えてもらいます。したがって、実際の試験問題の形式とは少し異なりますが、試験問題攻略の一助になるはずです。

さて、読者の皆様、国家資格の「2級建築施工管理技士補」の資格取得につながる次の問題にチャレンジしてみましょう。

 

次の問題の記述が、【適当】か【不適当】か、を答えなさい。

 

【第1問】湿度及び結露に関する記述

露点温度とは、絶対湿度が100%になる温度である。

 


 

【第2問】照明に関する記述

照度は、点光源からある方向への光の強さを示す量である。

 


 

【第3問】色に関する記述

補色を対比すると、同化し、互いにあざやかさが失われて見える。

 


 

【第4問】木造在来軸組構法に関する記述

圧縮力を負担する木材の筋かいは、厚さ1.5cm以上で幅9cm以上とする。

 


 

【第5問】鉄筋コンクリート構造に関する記述

柱のせん断補強筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。

 


 

第1問 解答

 

不適当

 

問題文を正しく述べると次の通りになる。

「露点温度とは、相対湿度が100%になる温度である。」
湿度には、相対湿度と絶対湿度がある。その違いを覚えよう。
相対湿度は、%で表す。天気予報などで用いられるのは相対湿度である。
絶対湿度は、㎏(㎏/㎏)で表す。
以上だけで、試験問題は解くことが出来る。

人にとって、空気は生きて行くために不可欠なもので、以下に、更に詳しく空気と湿度について説明する。

湿り空気とは水蒸気を含んだ空気で、乾き空気とは水蒸気をまったく含まない空気のことである。なお、大気中の空気は全て湿り空気である。

相対湿度は、日常的に使われているもので、一般に湿度といえば相対湿度を指す。
相対湿度とは、ある温度における湿り空気中の水蒸気の分圧と、その温度における水蒸気の飽和圧力との比を%で表したもので、気温が上がれば相対湿度は下がり、気温が下がれば相対湿度は上がる。
相対湿度[%]=湿り空気の水蒸気分圧/飽和湿り空気の水蒸気分圧

大気中には乾き空気と水蒸気があり、そのうち水蒸気が占める圧力が水蒸気分圧である。
他方、絶対湿度は乾き空気1㎏を含む湿り空気の水蒸気の質量のことで、気温や気圧の影響をほとんど受けない。単位は㎏/㎏で表す。

湿り空気中に占める水蒸気の重量が増加すると絶対湿度は増加するが、乾燥空気と共存できる水蒸気の量は気温によって限界(飽和状態)があり、温度が下がると小さくなる。飽和状態でない湿り空気も温度を下げていくといずれは飽和状態となる。このときの温度を露点温度という。露点温度とは、湿り空気の相対湿度が100%になるときの温度である。

 


 

第2問 解答

 

不適当

 

照度は、受照面(光に照らされている面)の明るさを表し、単位面積あたりに入射する光束の量をいい、単位はlx[ルクス]である。
点光源(照明器具など光を発する源)からある方向への光の強さを示す量は光度である。

 

街灯に照らされている歩道(イメージ)

 


 

第3問 解答

 

不適当

 

補色を並べると、互いに彩度を高め合ってあざやかさが増して見える。
補色とは、下図の色相環の相対する2色のことである。

 

 


 

第4問 解答

 

不適当

 

圧縮力を負担する筋違(すじかい)は、厚さ3cm以上で幅9cm以上の木材を使用しなければならない、と建築基準法施行令第45条第2項に規定されている。

 

 


 

第5問 解答

 

不適当

 

ここで述べられている柱のせん断補強筋とは、フープ(帯筋)を指す。
建築基準法施工令第77条(柱の構造)第1項第三号に次の規定がある。

柱のせん断補強筋(帯筋)の径は、6mm以上とし、その間隔は15cm(柱に接着する壁、はり及びその他の横架材から上方又は下方に柱の小計の2倍以内の距離にある部分においては、10cm)以下とする。つまり、柱のせん断補強筋は、柱の上下端部のほうが中央部より最小間隔は密に規定されているが、一般的には、柱のせん断補強筋の間隔は全て100mmと設計することが多い。

 

 


 

今後も、毎回5問づつの問題と解説を週1回程度で、新たに公開していきます。

お楽しみに!!

 

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