
屋根の形にはたくさんの種類があります。
トピックス2020年11月6日公開「品川から皇居まで建築を考えながら歩く(前編)」では
神社・重要文化財と共に屋根も解説してきました。
それではここに登場した増上寺大殿、有章院霊廟二天門の屋根についてクイズです。
【第1問】
増上寺大殿の屋根の形状は何でしょう?
この写真では少しわかりにくいかもしれませんが、上部の屋根は、切り妻造りの妻側の三角形の壁面を少し残した下に庇(ひさし)を葺き降ろした形になっています。
拡大図
第1問 解答
第1問:入り母屋造り。
【第2問】
有章院霊廟二天門の屋根の形状は何でしょう?
この屋根は2面で構成されていて、山のような形をしています。
拡大図
第2問 解答
第2問:切り妻造り
これらの屋根は機能、デザイン的に特徴があります。
入り母屋造りの特徴
・風に強い
・デザイン性が高い
・雨漏りするリスクがある
・メンテナンス費用が高くなりがち
切り妻造りの特徴
・コストが安い
・雨漏りのリスクが少ない
・デザイン性が低い
解説についてはこちらをご覧ください。
これらは屋根の形は代表的なものなので覚えておくとよいでしょう。
わかりやすい写真をフリー素材にて紹介します。
入母屋造りの例(フリー素材より)
切り妻造りの例(フリー素材より)
以上、屋根の形のクイズでした。
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