建設クイズ「鉄骨建方②」

鉄骨梁の上に注目してみましょう。縦に伸びるのが柱、横に架かるのが梁です。

【第5問】
これは何でしょう?


 

 

次の写真は、鳶さんが現場内で何かを点検しているところです。

【第6問】
これは何でしょう?


 

 

【第7問】
これは何でしょう?


 

 

こうして、安全に、品質の良い建物を作り上げていきます。

【第8問】
写真右側のタワークレーンは、何をしているところでしょう?


 

 

【第5問】解答


第5問:親綱(おやづな)です。

鉄骨梁の上を鳶さんが歩くときに、この親綱と呼ぶロープに鳶さんが装着している安全帯を引っ掛けます。万が一、鳶さんが墜落しても、安全帯とこの親綱が、鳶さんを宙吊りにして助けてくれます。

 

 

【第6問】解答


第6問:玉掛けワイヤー(たまがけわいやー)です。

クレーンで何かを吊り上げるとき、玉掛けワイヤーの一方をクレーンの吊りフックに引っ掛け、他方を鉄骨などの重量物に取り付けて使用します。

吊り上げる鉄骨の全重量がこのワイヤーにかかりますから、切れたら大変です。空中から鉄骨が落下してしまいます。もしも、真下に人がいたなら、大事故です。したがって、毎日、作業開始前に玉掛けワイヤーに損傷や捻じれなどの異常がないか、点検します。

写真の鳶さんは丁度その点検をしているところです。
現場では、業者さん毎に使用する玉掛けワイヤーは決められています。
ですから、自分たちの玉掛けワイヤーは自分たちが責任をもって点検しなければなりません。

多くの現場では、毎月、月初めに、すべての業者さんが自分たちの使う全ての玉掛けワイヤーを点検し、点検を終えると現場で定めたその月の色のテープを玉掛けワイヤーに巻き付けるというルールにしています。

今月の玉掛けワイヤーは青などと現場で定めています。
ですから、もしも、鳶さんが使っている玉掛けワイヤーのテープの色が前月の赤のままであれば、その玉掛けワイヤーは点検されていないことになります。そういう場合、現場監督は、職長さん(職種ごとの責任者)に玉掛けワイヤーの点検とテープの貼り換えを指示します。

鉄骨建方に必要な仮設設備などの一部を紹介しました。
仮設(かせつ)とは、工事のために仮に設けるもので、不要になれば撤去します。

街を歩いていて工事現場で良く見かける外部足場も現場周囲を囲う仮囲い(白くて高さ3mの鋼製パネルが一般的)も仮設です。仮設材料は新品である必要はありませんが、強度上しっかりしたものであることが、安全上、重要です。

このようにして、鉄骨建方は進んで行きます。

そして、柱と梁の接合部は、高力ボルトという特殊なボルトで鉄骨を両面から挟んだスプライスプレート(鉄の板)を締め付けてその摩擦力で接合します。鉄と鉄の摩擦力で接合しますから、その接合面には適度な錆が発生していたほうが良く、錆止め塗装を施しません。これが、高力ボルト摩擦接合です。

この他にも金属同士を溶着させる溶接接合などの接合方法があります。
第7問の写真は、本締め工と呼ばれる高力ボルトを締め付ける専門の職人さんが、トビックと呼ばれる既製品の足場上で本締め作業をしているところです。

高力ボルトは、仮設材料ではなく永久に建物に残る本設材料ですから、もちろん新品を使います。
鉄骨建方作業をする鳶さんが鉄骨を組み立てる際に使用するのは、仮ボルトと呼ぶ文字通り仮のボルトです。
本締め工は、その仮ボルトを外して高力ボルトに取り換えて、しっかりとボルトとナットを締め付けていきます。

 

 

【第7問】解答


第7問:安全帯です。

体に装着している安全帯の2つのフックのうちの1つをトビックの一部に引っ掛けて、安全作業をしています。安全帯に2つのフックが付いているのは、移動するときなどに2つのフックを使用する場合があるからです。

 

 

【第8問】解答


第8問:クライミングするために、マストを吊り上げて、自らのマストの上部に継ぎ足そうとしているところです。

 

 

街歩きをしていると、建設現場を見かけることがあります。そのとき、ここで紹介した何かを見ることができたなら、それが何のために設置されているのか、あるいは、何をしているところなのかを思い出みましょう。そうすると、建設という仕事がより身近なものとなるでしょう。

<弘>

 

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