建設クイズ「鉄骨建方①」

超高層ビルの構造は、一般的に鉄骨造です。S造とも言います。
英語ならSteel structureとなります。

人間は、骨が人体を支えますが、鉄骨造の建物に於いては、鉄骨が建物を支えます。
建設現場において、この鉄骨を組み立てていくことを鉄骨建方(てっこつたてかた)と呼びます。

下の写真は、都内某所の工事現場の様子です。丁度、鉄骨建方作業中のようです。

1本が数トンという重さの鉄骨を組み立てていく訳ですから、それを吊り上げるための、揚重機(ようじゅうき)、いわゆるクレーンが必要です。

この現場では、1台のタワークレーン、5台のクローラタワークレーン、1台のクローラクレーンを使用しているようです。

クローラタワークレーンやクローラクレーンは、クレーン自体が横に移動することができます。タワークレーンは足元が固定されていて横移動できませんが、クレーン本体が上に昇っていくことが出来るようになっていますから、同じく上へと積み上げるように鉄骨建方が進む超高層ビルの建設には必需品です。

タワークレーン本体が昇っていくことをクライミングといいます。
クライミング方式は二つあります。ひとつは、タワークレーン自らが、新たなマスト(支柱)を吊り上げて、自らの既存マストの上部にその新たなマストを継ぎ足し、下部の既存マストの反力を利用して、ジャッキでクレーン本体を上へと持ち上げていく方式です。
もうひとつは、建築物の内部に比較的短いマストのタワークレーンを建て、鉄骨建方の進行とともにベース(マストの足元)を上階に移動させていく方式です。

これらのクレーンを使って、鉄骨建方は進行します。

 

【第1問】
上の写真は何をしているところでしょう?


 

解答


第1問:タワークレーンを組み立てているところです。

タワークレーンのジブは組立てが終わっていないため、まだ根元から下に折れ曲がっています。これらの組み立てが終わると、クレーン本体(運転室とジブ)をマストの上部へクライミングさせます。

尚、ラフタークレーンは、車輪が付いていますので、公道を走行することが出来るクレーンです。

 

 

鉄骨建方作業をしている最上部を拡大してみましょう。

【第2問~第4問】
これは何でしょう?


 

 

第2問 解答


第2問:ハシゴです。

鉄骨の建方をするのは、鳶(トビ)さんです。鳶さんといえども空は飛べませんので、ハシゴをよじ登って鉄骨柱の上部に行って、建方作業をします。だから、ハシゴなどの昇降設備が必要です。

 

第3問 解答


第3問:安全ブロックからフックとワイヤーを引き出して鉄骨柱のハシゴの登り口まで持ってくるためのヒモです。

 

鳶さんが、ハシゴを登る前に、鳶さんが体に装着している安全帯を、ヒモを使って手繰り寄せた安全ブロックのワイヤーの先端のフックに引っ掛けます。

鳶さんがハシゴを登って、上に移動していくとこのワイヤーもまた張りつめた状態のまま、写真の黒い円形の安全ブロックの中に巻き取られていきます。そして、もしも、鳶さんがハシゴをよじ登っている最中に誤って足を踏み外して落下しても、このワイヤーが鳶さんの体を支えてくれます。自動車のシートベルトのように、急激な引張力(ひっぱりりょく)が加えられたときに、ストップする仕組みになっているからです。

第4問 解答


第4問:コラムステージという鉄骨柱に取り付けられる既製品の足場です。

この足場の上なら手摺もありますし、安全に作業が出来そうです。

このように鉄骨造の現場ではいろいろなクレーンをみることができました。
そして現場の最上部では、小さな足場を作って作業が行われ、安全対策もきちんと取られていることも分かりました。

<弘>

 

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