建設クイズ「水道施設」

人の生活に欠かせないのが水です。
日本に住む私たちの手元に、安全な飲み水が届くために通常、次の施設を経ています。

 

川の水が家庭に届くまでの説明
① 取水施設 河川水、地下水、伏流水などの水源から原水を取り入れる施設。河川水の場合は、取水塔や取水堰などによって取水し、沈砂池で粗いゴミや砂を取り除く。
② 導水施設 原水を取水施設から浄水施設まで、自然流下やポンプと導水管によって送る施設。
③ 浄水施設 原水を水質基準に適合させるために、沈殿、ろ過、塩素による消毒を行う施設。
④ 送水施設 浄水を配水池まで送るポンプや送水管などの施設。
⑤ 配水施設 配水池とポンプと配水管によって、浄水を給水区域内の需要者に供給するための施設。
⑥ 給水装置 水道事業者の配水管から分岐させて設ける需要者側の装置のことで、給水管と給水用具のこと。

 

江戸川から取水し、浄水する東京の金町浄水場を観に行きました。
金町の隣が葛飾柴又です。

この取水塔は、そのユニークな外観からか、映画にも度々登場したことがあります。
この日、取水塔の近くでは釣りを楽しむ人もいました。

金町浄水場の取水塔 左側:第3取水塔 右側:第2取水塔
左側:1964年(昭和39年)竣工  右側:1941年(昭和16年)竣工

 

江戸川の原水は、取水塔から導水管を通って金町浄水場に送られ、浄化されます。
写真をご覧になるとお解かり頂けると思いますが、水を扱う施設のため、厳重にフェンスで囲われています。

金町浄水場

そして、その水は、送水管で配水池に送られます。

和田堀給水所一号配水池
1934年(昭和9年)竣工

和田堀給水所は、配水施設です。
現在、改修工事中のため、この日の写真にはブルーシートや仮建物などの仮設設備も見受けられました。
和田堀給水所には、二つの配水池がありますが、写真中央に見えるのが鉄筋コンクリート造の円形の一号配水池です。
この中の水が配水ポンプで配水管の中を流れ、所管するエリアに送られます。

 

そして、その配水管から分岐し、水道メーターを通って家庭に流れ着いた安全な水が、蛇口を捻ると放出されます。

ここで、令和元年秋の2級管工事施工管理技士(国家資格)の問題を解いてみましょう。

 

【第1問】
上水道施設に関する記述のうち、適当でないものはどれか


① 取水施設は、河川、湖沼又は地下の水源より水を取入れ、粗いごみや砂を取除く施設である。
② 導水施設は、取水施設から浄水施設まで原水を送る施設である。
③ 浄水施設は、原水を水質基準に適合させるために、沈殿、ろ過、消毒等を行う施設である。
④ 送水施設は、浄水場で浄化した水を需要者に送水するための施設である。

 

 

 

 

解答


第1問:④

送水施設は、浄水場で浄化した水を配水施設の配水池まで常時一定量の水を送る施設です。
浄化した水を配水池から給水区域内の需要者に、その必要とする水圧で所要量を供給するための施設は配水施設です。

※郵便も宅急便も最後は届け先(需要者)に配達されます。
水も最後は届け先(需要者)に配達されるから、そのための施設を配水施設と呼ぶ、と覚えるのが、この試験問題攻略のポイントです。

普段、生活していると、水は当たり前に手に入るものです。
そのありがたさは、被災して断水を経験した人には良く解ります。

その貴重な水が、遠い川などから数々の施設を経て、私たちの手元に届いていることを知ることは、同時にまた、環境の大切さを知ることでもあるのです。

金町浄水場の写真をもう一度見てみましょう。「川をきれいに!」と書かれています。

<弘>

 

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