高御座と御帳台

2019年10月22日、「即位礼正殿の儀」で、天皇陛下が立たれ、国内外に即位を宣言された玉座「高御座(たかみくら)」と、皇后さまが立たれた「御帳台(みちょうだい)」が、2019年12月22日~2020年1月19日、東京国立博物館で一般公開された。

高御座は、御帳台より大きく、また、その装飾も屋根の鳳凰の数など御帳台に比べて豪華な造りとなっている。
今回使われたものは、大正以降の儀式で使われたものを京都御所で保管し、2018年9月に皇居に運ばれ、修復されたものである。

黒漆塗りの壇の上に八角形の屋根が架けられ、屋根に輝く金色の鳳凰のほかにも随所に精緻な金細工の装飾が施されている。西洋には劇的で過剰なまでの装飾のバロック建築があるが、日本でこの瞬間にだけ使用される高御座と御帳台は、調和のとれた和的な職人技が茶室のような小さな空間に集約され、豪華絢爛に光り輝いていた。

年号が変わったときにのみ、一般庶民も目にすることのできる芸術品である。
京都に戻った高御座と御帳台は、2020年3月1日~22日まで、京都御所にて一般公開される予定であったが、新型コロナウィルスの影響により延期(時期未定)となっている。

(弘)

 

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