建設哲学実践講座第2回「達成感」

真で辿るIさんの軌跡 ~ 新人研修から現在まで ~

■竣工前日のIさんの御話
2019年11月29日(金)、明日竣工を向かえる新国立競技場の現場を訪ねた。
ここで働くIさんは2017年5月に着任し、電気工事の施工管理業務にたずさわってきた。

午後2時、小走りで息を弾ませながら待ち合わせ場所に来てくれたIさんと現場周辺を歩きながらお話を伺った。「明日竣工引き渡しですので、私たちが自由に現場に出入りできるのは今日が最後です。ですから、今日の午前中、現場の中を見て歩きました。

そして、私の担当した1階西工区のあたりを歩いていると自然と涙があふれてきました。

これまで何度もこの仕事を辞めようと思いました。
それでも続けることが出来たのは下請けの職長さんのおかげです。
職長さんがいなかったら私は今ここにいません。
厳しい方でしたが多くを学ぶことができました。
楽しかったことは、日々変化し出来上がっていく現場を目の当たりに出来たことです。

新国立競技場の現場を背景に撮影

 

また、ここで働く多くの人たちが私に声をかけて下さいました。

私がどこで御目にかかったのか忘れてしまっていた方からも気さくにお声がけ頂きお話しできたことは楽しい思い出です。また、私がいろいろな職人さんたちとお話ししている様子は、まるでお母さんが子供と話しているようだ、と回りの人達から言われました。私の話し方や態度が落ち着いていてしっかりしているとのことで、そう見えるようです。

私が仕事を成す上で大切にしていたことは、報連相(報告・連絡・相談)です。立場上、自分ひとりでは解決できないことも多いので、これは怠りませんでした。これまでの2年7ケ月を振り返ると、私は自分自身を誉めたいと思います」

新国立競技場竣工おめでとうございます。いつか、今度はゆっくりと観客席に座って、好きなイベントを鑑賞してください。

(弘)

 

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