巨大プロジェクト(4)ダム事業の足跡

20世紀の頃、土木建築の花形と言えば「ダム」でした。

1911年に電気事業法が施行、大正期にはダム建設ブームが起こり、戦争による中断を経て、戦後にはダム建設は再び盛んになります。
中でも今なおダム建設事業の代名詞的扱いなのが、石原裕次郎主演で『黒部の太陽』という映画にもなった、通称「黒四」こと黒部川第四水力発電所建設工事です。

急速な経済復興で電力不足となった関西地方の電力源を確保するため、1956年8月、自然条件の厳しい黒部川の工事にGOサインが出ました。
数々の困難を創意工夫で乗り切り、7年後の1963年6月に「黒四」は竣工します。日本の経済成長に大きく寄与した一方で、171名の尊い人命を失ったことも忘れてはなりません。

現在では環境面や財政面など諸問題点を抱え、今後新たに脚光を浴びることは無いダム事業ですが、かつて日本の建設業界が未来を託した偉大な「足跡」であったことには相違ありません。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

日本全国の求人が探せるサイト「A-JOB(エージョブ)」