建設哲学実践講座第1回「こころ豊かに生きる」

物を作る現場では、様々な工種の職人さんが大勢働いている。

 そしてゼネコン社員(現場監督)による作業間調整(異なる職種間の細かな手順の調整)にしたがって、工事が進む。現場で働く職人さんも御家族の生活が掛かっているから、真剣で時に厳しいやり取りもある。

 しかし、良い建物を完成させるという志は、ゼネコン責任者の所長から協力業者の職人さんまで同じである。

 そして、現場の休日には、色々なイベントを企画して、皆で楽しむことも時折ある。
勿論、会費も徴収した上での希望者のみの参加で、ご家族と一緒に来られる方も多い。


 写真は東京大手町の大現場で働く釣り好きの家城さんが海でのバーベキューを企画した時の御様子である。家城さんは現場では作業間調整が得意な現場監督である。
このように、好きな趣味を生かして、皆で仕事を忘れて楽しみ、リフレッシュして、更に現場でのコミュニケーションも円滑に取れるようになる。

 また、ご家族も旦那様の職場の仲間と色々なお話をすることにより、世界が広がり、
また、良い仲間に囲まれて仕事をしていることを知り安心するのである。

 ここでは、所長も社員も職人さんも皆上下関係のない世界である。
礼節を守れる人ならだれでも参加できる。
そして皆さん、現場と同様に海での安全にも気を配りながら楽しむ。

 海に落ちてしまったのか、素潜りで漁をしているのか、海の中にいるのは
ポンプ屋のおやじ(コンクリート圧送工の職長)とゼネコン若手社員である。

 現場の統括所長も奥様もお子様も楽しんでいる。最近、故郷(ふるさと)という言葉をあまり聞かなくなったが、同じ現場で働いた仲間達と皆で作り上げた建物そのものがこうして故郷となる。


 また、家城さんは千葉県いすみ鉄道応援団にも所属されていて、週末は国吉駅にて駅弁やポップコーン販売のボランティア活動をしている。その売上金で菜の花の種等を購入し沿線に蒔いて観光客を呼ぶ活動もされている。

 ※いすみ鉄道は沿線自治体や民間企業が出資する第三セクター方式の鉄道事業者である。


 現場でのお仕事を軸に人生を楽しんでいらっしゃる。
だから、誰からも好かれ信頼され、周りの人達を幸せにしている。
良き生き方のお手本である。

 良いものを作ために大切なことのひとつがここにある。(弘)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

日本全国の求人が探せるサイト「A-JOB(エージョブ)」