銀山温泉~大正ロマン溢れる温泉地と景観保持~

5月の連休明けに、山形県尾花沢市にある温泉地、「銀山温泉」へ行ってきました!

銀山温泉は最上川支流の銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての木造の旅館が立ち並んでいます。

さて温泉街の街並みも見どころですが、最も注目してもらいたいのは、建物の壁などに描かれた鏝絵(コテエ)や消火器などの細かい部分。
最初に出迎えてくれるのは、築90年の木造建築の旅館「古山閣」にある13点の大きな鏝絵。特に、2階屋根下に巡らされた、10点もの鏝絵です。

更に有名な、国の重要文化財に指定された銀山温泉のシンボルというべき旅館「能登屋」にも…(“木戸佐左エ門”とある柱や奥のでっぱった壁にある絵)

他の旅館にも、それぞれ個性溢れる鏝絵が掲げられていますので、是非見つけてみて下さいね!
ちなみに、鏝絵とは、左官職人が壁を塗る鏝で江を描いたもの。漆喰装飾の一技法で、古くは高松古墳、法隆寺の金堂の壁画にあるそうで、歴史は非常に古いものです。

しかし戦後、在来工法の衰退と共に腕利きの左官職人が減少し、一時は幻の技法になったとか…ところが近年、建築の分野で再評価が進んでおり、鏝絵を芸術の域に昇華させた「入江長八」の故郷である静岡県松崎町では、毎年「全国漆喰鏝絵コンクール」が開催されるまでになりました。(参照:Wikipedia)

と、「わー、レトロな建物~!」だけではなく、街中に芸術作品が散りばめられているのです。
更に、ほぼ全ての旅館が木造で造られている為、消火設備は非常に重要…

(放水シーンはイメージです)

見たことあります?
「放水銃」と言われるものですが、街の景観に溶け込んでいますよね?
しかし、射程範囲は18mと広く、対岸の上にも水が届く機能性も備えているのです。

『街を守る』というのは、景観もそうですが、造られた雰囲気、文化、芸術、それら全てを『守る』という事なのだと、非常に考えさせられました。

銀山温泉に行く際は是非、細部にも目を凝らして新たな発見をしてきてくださいね!

 

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