某研究機関/若手技術者に送る貴重な体験

の建設経験談

私は建設関係の業務経験が永く、40年以上をその業務に就いていました。
就職はオイルショック前で、最初の勤務先の入社研修で品川の超高層ビルと新橋の都の再開発ビルの建設見学現場でした。
オイルショック後の省エネ化が国の大きな政策となり、現在に至っていると思います。
現在、教育担当として1年半になります。これから社会に巣立つ若者に建設に関わる面白さを知ってもらいたいと思い、私の経験談をお話したいと思います。

【空力推進研究施設のプロジェクト】

私はこの研究開発プロジェクトの創成期の設計・建設に関わりました。
設計時はオーダー元と建設実施体の施設局と施設装置担当企業群との間に立ち、設計事務所の担当者として交渉に関わりました。
この施設は高空を高速で飛行するミサイルや飛行機を開発する為の実験検証施設で、
その構成は風洞試験施設とエンジン燃焼試験施設並びのそのインフラ設備になります。
その建設は着工後10年以上を要する計画で、その内私が直接担当したのはインフラとなる建物と敷地内インフラ計画。

この施設は音速以上の風速で飛行体試験する風洞試験と音速以上のハイスピードのジェットエンジンの燃焼試験をする研究施設で、
どれも高圧の空気と危険な水素燃料等の利用が有り、又その発生する大きな騒音の対策が必要でした。

具体的に言うとマッハ4程度の高速の風洞試験施設は従来の機械的ファン等の空気送風機能では困難で、
ガスのガスホルダーに高圧の空気を多量に一時貯留し、試験時に一瞬に放出し、その環境を作り出す物でした。

又その建物では今後の小型ジェットエンジンの燃焼予備試験を行う施設をも併設しておりました。
これらの装置のサポートとしてエンジン燃料やエンジン排気音の低減装置(サイレンサー)等の大規模な建築設備を作りました。
このようなプロジェクトは色々な関係者との折衝や安全管理に細心の注意が必要となりました。

特に苦労したのは装置設置者とプラント設置工事のような詳細な設計の調整と、現場での確認でした、
又このような特殊で大規模な建設は前例がなく、世界的の規模と聞きました。

そんな異例な経験を踏みながら無事事故もなく完成する事が出来たときは充実した仕事をしたと思い、
お客様の希望を自分の能力をフルに活動し、達成する事に生きがいを感じました。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

日本全国の求人が探せるサイト「A-JOB(エージョブ)」